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3つの専門コース(2年次選択)

食料産業学科では、2年次よりアグリ・ビジネス・フードの3つのコースに分かれそれぞれの専門的な知識・技術を学び・研究していきます。
他のコースの講義科目を履修することも可能で、コース配属後も共通課程とあわせて「食」「農」「ビジネス」の総合的な理解を深めることができます。

アグリコース

アグリコース

環境にやさしく効率的に、おいしくて安全な作物をつくるために

おいしくて栄養価の高い作物やその栽培法、生きものや環境を大切にした有機栽培、ICT(情報通信技術)を利用した農業、廃棄物の再利用など、革新的で魅力ある農業の技術を学びます。

実践力を身につける専門科目
2年 3年 4年
肥料学 / 果樹・鑑賞園芸学 / 農業気象学 / 農薬学概論 / 有機栽培論 / 環境微生物学 / 植物遺伝学 / 植物生理学 / 栽培科学実験・実習 / 植物病理学 / 植物育種学 / 植物分子科学実験・実習 / 作物生産科学基礎実験・実習 / 土壌学 / 卒業研究I / 野菜園芸学 / 昆虫学 卒業研究II・III

学びのキーワード

LED照明での野菜栽培 / 有機栽培、オーガニック野菜 / スマホ、ドローンなど最先端ICT農業 / 地元野菜のブランド化 / 遺伝子組み換えや品種改良 など

目指せる将来像

食・農分野の関連企業(食品、農業資材、肥料、農薬、種苗、飲食等)や農業生産法人での生産技術開発。他、農業従事者、公務員、大学院進学等。

主な分野 食品、農業資材、飲食 など
主な職種 生産者、生産技術開発者、営農指導員 など
内容
  • 農作物の生産、直売所や農家、レストランでの販売
  • 肥料や農薬、品種の改良・研究
  • 生産技術の情報提供 など

研究紹介

研究テーマ:「農業生産性向上を実現するICT農業に関する研究」

アグリコース

近年、農業におけるICTの利用は、生産の省力化、高収益化、経営・業務運営の効率化・高度化などのメリットが大きいため、次世代農業を促進する技術の一つとして注目を浴びています。アグリコースでは農業の生産性向上を目指しICT農業をはじめ様々な研究を予定しています。

例えば、水耕栽培の培地にミネラルの濃度変化をリアルタイムで観察できる栄養塩類測定センサーを設置し、ミネラルの変化と野菜品質との相関を検証しながら個々の農作物の生育に対する最適なミネラル勾配を探索したり、局所加温技術の開発による温室制御の省エネルギー化など幅広く研究を行います。

局所加温技術とは、温室全体の管理温度は低めに設定し、作物の根圏、果実・花や生長点を局所的に加温する技術です。局所加温は養分吸収の促進、植物病気・障害果発生の抑制や着果率増加など様々なメリットがあり、農作物の収量増加や燃料コストの低減による収益の向上が期待されています。この技術の開発は、低いエネルギーの投入でも農作物の生産ができ、施設生産においても冬場の暖房にかかる燃料費、すなわち生産コストの削減につながります。

上記のように様々な技術の開発を通して省エネルギー、高品質、高い生産力を有する革新的な農業生産を学び、日本農業の国際的競争力の強化を実現する人材の育成を目指します。

研究テーマ:「地域の特徴を活かした持続的で省力・省資材化できる作物栽培技術の開発」

アグリコース

高齢者や女性でも作業しやすく省力・省資材化が可能で、高収量・高品質の作物をつくることができる栽培システムを開発することを研究してきました。研究の特徴は、作物の種類、栽培方法、有機質肥料などを組み合わせることで、高収量・高品質と省力・省資材化を両立できる新しい栽培システムを開発しようとするところです。

化学肥料は適正な量の養分を作物に与えることはできますが、土壌の物理性や生物性を高める効果は低いです。一方、有機質肥料はそれを高める効果が高いうえに作物に養分を与えることもできます。しかし、作物に与える養分量を適正にコントロールすることが難しく、作物の生育や収量、品質を不安定にする場合があります。

有機質肥料の養分供給量をうまくコントロールできれば、外国からの輸入に頼っている化学肥料の施用量を削減でき、より持続的な作物生産ができるようになると考えられます。また除草剤や殺菌、殺虫剤の散布量を減らすことができれば、資材費を削減することができ、農家が農薬散布する際の負担を軽くすることができます。

このように、生態系への負荷を減らし、消費者に安全と安心を提供し、そして最終的に農家収入の向上と農業の活性化に結び付けることを目標とした研究を行います。

ビジネスコース

ビジネスコース

より多くの”つくる”と”食べる”をつなぎ、支えるために

観光、貿易、流通、TV、イベント、医療、教育など、あらゆるビジネスの現場には「食」と「農」が関わっています。企業や地域と連携しながら、“つくる人”も“食べる人”も笑顔になれるビジネスを学びます。

実践力をみにつける専門科目
2年 3年 4年
食料経済学 / ミクロ経済学 / コーポレート・ファイナンス / マーケティング論 / 市場調査論 / 商品企画・開発論 / 統計学 / 地域政策論 / 食産業ビジネス演習I / 簿記・会計学演習 / 地域計画論 / 食産業ビジネス演習II / 現代経済論 / 食品企業論 / 卒業研究I / 農業ビジネス論 / eビジネス論 卒業研究II・III

学びのキーワード

グリーンツーリズム、地域活性 / 起業、経営、マーケティング / 国内外のフードビジネス(和食) / 食品の企画・開発・販売 など

目指せる将来像

食・農分野の関連企業(食品、農業資材、肥料、農薬、種苗、飲食、保蔵等)やヘルスケア分野、観光分野での企画、営業、経営管理、マーケティング。他、公務員、大学院進学等

主な分野 フード、サービス、観光 など
主な職種 営業・企画、経営者、ツアープランナー など
内容
  • 新商品の企画や、販路拡大の提案
  • 農家レストランの経営や、農作物のブランド化の提案
  • 農村での観光プランの提案 など

研究紹介

研究テーマ:「消費行動をベースにしたフードサービスの事業開発・評価から事業経営」

ビジネスコース

消費行動をベースにしたフードサービスの事業開発・評価から事業経営の仕方までを研究テーマとしています。レストラン事業を開業するには、エリア商圏・立地を分析し、フードサービス需要を予測・計測して最適な業種・業態を選定します。加えてその事業が成立する規模と売上を予測する事業計画が必要です。また、レストラン事業を経営するには、現場で起きていることを把握し常に対処しなくてはなりません。

例えば、世界中に広まった回転寿司店は、右回り・秒速4cmで売上を確保するビジネスモデルです。来店客がタッチパネルに大人・子供の人数を入力するだけで予測データを分析し、お客様が注文しそうな寿司ネタをレーンに流すことができるなら…。この分野のトップ企業は既にこのノウハウを確立しています。注文を聞いて握るより、待ち時間短縮、廃棄削減につながり、この様な事業運営は多くの回転寿司店でも現実になりつつあります。

お客様の消費行動を予測し、メニューに反映させたり、厨房での食材予測から在庫・発注管理は最も重要です。この一連の事業経営プロセスをタブレット一つで把握し指示ができたなら…。この様な経営の「見える化」の研究にも取り組みたいと考えています。

研究テーマ:「フードビジネス(外食・中食・内食)における顧客価値創造」

ビジネスコース

研究対象は食に関わる全てのビジネスですが、その中でも、フードサービスビジネス(外食・中食)を軸に、食に関する新しいビジネス、食と農の連携、安全・安心の問題等に関する研究に取り組んできました。また、地元の農水産物を使った商品開発やブランディングに関わる提案など、農業生産者や中小食品加工企業や技術センターの方と一緒に取り組み、流通企業を巻き込んだ新しい販路開拓などにも携わってきました。

さらに、学生の皆さんと、外食企業に対して、業態開発や店舗企画、商品企画やSNSを用いたキャンペーン等を考案し、本社でのプレゼンテーションを実施し、一部実際に取り入れていただくなどの取り組みも行ってきました。

経営戦略やマーケティングの理論をいかに実際のビジネスに活かしていくかが、もう一つの大きな研究テーマであるといっても良いかもしれません。

新大学でも新潟市や胎内市の生産者や企業と協働して、既存のビジネスを活性化し新しいビジネスを構築する「実現可能」なプランを創造し、日本国内にとどまらず、世界の「食」に関わっていくことも視野に入れていこうと考えています。

フードコース

フードコース

消費者の“食べる”ニーズにこたえ、安全・安心なおいしさを届ける

人々が求める食は変化しています。そのニーズにこたえていくため、栄養(機能)、加工、保存、そして安全・安心な食品開発・製造また環境に配慮した廃棄、リサイクルについても学びます。

実践力をみにつける専門科目
2年 3年 4年
食品栄養学 / 科学I・科学II / 食品安全管理システム論 / 食品科学 / 食嗜好科学 / 環境技術学 / 食品安全学 / 食品分析学 / 畜・水産物利用学 / 食品微生物学 / 農業物利用学 / 食品科学実験・実習 / 食品物性学 / 微生物利用学 / 食品プロセス学実験・実習 / 食品製造学 / 健康栄養学 / 卒業研究I / 食品生産科学基礎実験・実習 / 保蔵学 卒業研究II・III

学びのキーワード

食品加工、製造 / 食品添加物、化学調味料 / お菓子の新しい味の開発 / 食の安全・安心の管理、指導 / 食のリサイクル など

目指せる将来像

食・農分野の関連企業(食品、飲食、保蔵等)やヘルスケア分野、農業生産法人での加工・製造技術開発。他、公務員、大学院進学等。

主な分野 食品、飲食、ヘルスケア など
主な職種 食品加工・開発者、品質管理者、健康食品の製造・開発者 など
内容
  • レトルト食品やジャムなど、食品の加工や製造
  • 賞味・消費期限や、農薬・肥料など、食の安全の管理
  • 人々の健康をサポートする食品の製造・開発 など

研究紹介

研究テーマ:「好き嫌いはどうして生じるの?」

フードコース

イルカの食事風景を想像してみてください。サバやアジなどの小魚の群れを追いかけて、海水ごとゴックンと飲み込む姿が思い浮かぶことでしょう。ここで「おかしい!」と思った方は勘がよいと思います。

そう、人であれば海水を飲み込んだ途端、その塩辛さにむせてしまいます。ところが、イルカをはじめとした海に住むほ乳類は塩水を苦にしません。これには明確な理由があります。

実は、海に住むほ乳類はほとんど味を感じていないことが最近の研究でわかってきています。人は、同じものを食べれば同じ味と感じていると思いがちです。だからこそ、好き嫌いを示す人を見ると「こんなおいしいものなのに、なぜ嫌いなの?」と疑問を抱くことがあります。

ところが、イルカのように、人でも同じ味と感じていない例が見つかってきています。それは、キャベツやアスパラガスの苦味です。日本人の10%程度の人は、この苦味を感じません。苦くなければ”嫌い”とはならないかも知れません。

フードコースでは、どうして好き嫌いが生じるのか、好き嫌いを軽減するのはどうしたらよいのか、どうしたら誰もがおいしいという食品を作れるのかといった身近な疑問を、人や動物を使って科学的に解明していきます。

研究テーマ:「食の安全について」

フードコース

安全な食品を消費者に供給するためには、農場から食卓にわたるフードチェーンにおいて、安全性の向上のための取り組みの徹底を図ることが必要です。

そのため、食料および農業分野のすべての関係者が、安全かつ栄養価の高い食品を供給する責任を分かちあう、フードチェーン・アプローチがシステムとして定着していくことが重要な課題となっています。

生産段階では、生産工程全体を適切に管理していく手法としてGAP(Good Agricultural Practice/農業生産工程管理)が世界的に取り組まれています。また、加工・流通段階では、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point/危害要因分析・重要管理点管理)の考え方を取り入れた、国際規格に基づく管理制度が先進諸国を中心に積極的に進められてきました。

これらは、科学的根拠に基づいた工程管理を行うことにより、重要な危害を未然に防ぐ、合理的で極めて有効性の高い管理システムです。

本学では、食の安全について、正しい知識を身につけ科学的な考え方ができる人材を育成し、私たちが健康な食生活を送るための、食の安全の確保に貢献していきます。また世界基準の安全を学び、日本の食品を世界へ発信し、食料・農業分野の発展を目指す研究に取り組みます。

取得可能資格

HACCP(ハサップ)管理者(民間資格)

HACCPとは食品製造の場において、食品の安全性と工場の衛生を得るための有効な手段で国際的に認められている衛生管理法。食品工場でHACCPシステムを行うには、システムプランの作成から実施までの責任をもつHACCP管理者(日本食品保蔵学会認定)が必要。食品製造、品質管理の現場で役立つ資格。

HACCP管理者(民間資格)

食の6次産業化プロデューサー(民間資格)

食の6次産業化を担う人材の認定・育成を目的。レベル1〜6まで6段階でレベル認定。国が定めた基準により認定された「食の6次産業プロデューサー」としての自己の能力・スキルをPRできる。食・農・経で新たな産業を創出する上で、消費者や事業者からの信頼が得られる。

食の6次産業化プロデューサー(民間資格)

食品衛生管理者(国家資格/任用資格)

乳製品、食肉製品などの製造・加工をおこなう施設において、その製造・加工を衛生的に管理し、法令に違反しないよう、監督・指揮をおこなう。

食品衛生監視員(国家資格/任用資格)

卒業後公務員となり、保健所等食品衛生行政に関する職務に配属された場合に任用される資格。食品関連の施設や病院、学校、寄宿舎等の給食施設に対して、監視指導をおこなう。

危険物取扱者甲種(国家資格)

全ての種類の危険物の取扱と立会いができる。化学物質を取り扱う研究・開発職などの現場で役立つ資格。

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